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高齢者の医療と介護の現状

医療と介護は不可分

高齢化が進むわが国において医療も介護を必要とする高齢者が増えています。食べる、排泄する、移動する、身体を清潔にするといった高齢者の基本的な生活があってこそ医療が成り立ち、効果があるのです。また適切な介護を受けることが高齢者の健康や疾患に影響します。充分な水を摂り、相応しい食事を食べていることで高齢者の健康が維持され、疾患の予防につながります。特に介護への依存性が高い高齢者ほどこのことが無視できません。このように医療と介護は不可分の関係にあると言えます。したがって医療と介護がそれぞれ別個に提供されるのではなく、生活のなかでお互いを補足しながら協働的に提供されなければなりません。

医療職と介護職の相互理解

地域でも施設でも医療は医療、介護は介護と別個に提供されてはいないでしょうか。これは医療と介護の不可分な関係について医療職の間でも介護職の間でもよく理解されていないからと思われます。医療職は介護と介護職のことを、介護職は医療と医療職のことを互いによく理解しておきたいものです。

医学と介護学

わが国では、明治維新以降、それまでの漢方による医療を捨て、欧米から科学としての医学とその実践である医療を積極的に導入してきました。医学という学問的な裏づけのある医療が行われてきたのです。
これに対して介護という実践の裏づけとなるはずの学問としての介護学は、その歴史が浅く、医学、看護学、心理学、社会学などの寄せ集め的な学問であり、経験と技術なものが多く、その専門性も確立しているとはまだ言いがたい。このように介護が独立した専門領域として展開されるには、これまでの医学など関連領域の知識や技術や方法論を取り入れていく必要があると思います。特に高齢者の介護は、高齢者の身体や精神の特性に基づいたものであり、特に高齢者の医学分野のことについて知っておくことが大切と考えます。こうして高齢者医学または老年医学の知識に持ちつつ医療とのつながりのなかで、高齢者の生活を原点とした専門的な介護学が展開され、科学的な裏づけのある介護が行われることが望まれます。

生活は医療と介護の共通項

近年、ストレス性疾患や生活習慣病に代表されるように、医療のなかで生活を重要視するようになりました。こうして医療と介護は「生活」という共通項を持つと考えます。この生活という共通項を通して、医療と介護ができるだけ同じ理解を共有しながら、それぞれの専門性を活かしたアプローチが高齢者の生活の場に活かすことは有意義と考えます。

介護に求められる「医療的行為」

介護の現場では、より現実的な課題が生じています。介護がどこまで「医療的行為」が行えるのか、行うべきなのかという議論があります。法的に医療行為は、原則、医師にしか出来ないことになっています。しかし介護の現場では医療への依存の強い高齢者が少なくなく、また増加しています。このため体温測定、血圧測定、気道吸引、縟創処置など、高齢者の日常介護のなかで「医療的行為」が介護職にますます求められています。医療と無縁に介護をおこなうことが不可能になりつつあります。さらには膀胱留置カテーテルや心臓ペースメーカーを付けた高齢者、あるいは経管栄養、中心静脈栄養法、透析治療を受けている高齢者を介護することも珍しくなくなっています。このように日々の介護のなかに医療的な要素が増えつつあり、医学や医療の知識と技術が介護職に求められてきているのです。

「高齢者の医療と介護」より
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