「親愛なる子供たちへ」介護受ける親の心を歌いヒット

「人生の終わりに少しだけ」…介護受ける親の心を歌い、ヒット

「あなたの人生の始まりに私がしっかりと付き添ったように 私の人生の終わりに少しだけ付き添って欲しい――」。

 介護される老いた親から子へ向けて歌う樋口了一さん(45)の歌「手紙~親愛なる子供たちへ~」が昨年10月の発売以来、じわじわと売り上げをのばし、今月25日付のオリコン誌の週間ランキングで9位と、初のトップ10入りを果たした。



 元になったのは、樋口さんの友人のパソコンにおととし届いた差出人不明、作者不詳のポルトガル語の詩。「服の上に食べ物をこぼしても」「同じ話を何度も何度も繰り返しても」「思わず下着を濡(ぬ)らしてしまったり」など、認知症の兆候をつづった詩は明るくはなかったが、「それを悲しんだり、無力だと思ったりしないで」というメッセージに心を揺さぶられた。友人がこの詩を訳し、樋口さんが一部補足して歌詞を作り、曲をつけた。

 1993年デビューのシンガー・ソングライター。SMAPや石川さゆりさんに曲を提供する一方で、「故郷の熊本で暮らす81歳の父のことが頭から離れなかった」と樋口さんは言う。

 「年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても どうかそのままの私のことを理解して欲しい――」。

 「介護の現実を知らない自分が歌っていいのか」と迷った。「つらくて聴けません」という反響も耳にしたが、「歌う価値があると思った。今は無関係という人にも、いつかこの歌は伝わるはず」。この詩の主人公の年代になるまで、長く歌い続けるつもりと樋口さんは話している。

(2009年5月19日17時15分 読売新聞)


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