スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

認知症の定義とケアの方法

認知症の定義

脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害が起こり、普通の社会生活が送れなくなった状態をいいます。認知症患者は、その増加の一途を辿っており、認知症の現在の患者数は、180万人前後と推定されています。

認知症の発症率は、65歳以上で1~2%、80~84歳では8%になり、85歳を超えると、急激に上昇するとされています。「物忘れ」は単なる年のせいですが、「認知症」は病気です。

認知症は、大きく分けて、「アルツハイマー型」と、「脳血管型認知症」の2種類に分けられます

・アルツハイマー型認知症
脳細胞が死に、脳全体が萎縮する。物忘れ程度のことから、徐々に進行が始まり、知能の低下から、更に人格の崩壊がおこります。

・脳血管障害型認知症
脳の血管が詰まる・破れることで血管がある部位に障害が起こる。分的な能力が低下することが多く、人格や判断力は保たれていても、記憶障害がでるというようなことが起こります。

脳の萎縮と認知症の症状
・1997年 スノウドンによって報告された「シスターメアリー」の事例
102歳で死亡したシスターメアリーは、死亡する直前まで、知的に高く、認知症の症状は示していなかった。しかし、彼女の脳を調べてみると、脳全体の萎縮がかなり進み「アルツハイマー型認知症」と同じ脳の所見が見られた。

認知症の症状の出現及び悪化の原因

認知症の症状

中核症状→脳の病気により現れる記憶障害、見当意識障害、判断力の障害
周辺症状→徘徊、暴言、うつ状態など、問題となる行動。

3つの分類
葛藤型、遊離型、回帰型 (参考・竹内孝仁の症状分類による)

葛藤型~状況判断に混乱が生じることによって、正しく自分の中で処理されないことによる苛立ちと葛藤が行動となって現れるタイプ
・介護の拒否、異食、暴力、弄便(ろうべん)=便器の中に手をいれたり、失禁した大便をいじりまわす行為

遊離型~目の前の状況に対して、僅かな反応しか見せないタイプ
・無表情、無反応、無関心

回帰型~現実の寂しさから逃避によるものから、楽しかった時代の過去に戻ることで安心するタイプ。ケアにおいて、理解をしてあげられることが大切。

症状出現・悪化の原因

身体の不調  原因 脱水、便秘、低栄養、急性の病気やケガなど

環境不適応  原因 環境の変化(引越し、入院、デイサービスなどの初期利用、担当ヘルパーなどの交代)

知的衰退 一般的言うボケ(中核症状)環境屋状況が複雑になることで、症状が悪化することもある。

認知症のケア

身体不調が原因の場合

アセスメント(確認すべき事項)※医師からの何らかの指示が無い場合
急性の病気・けが
体調管理に必要な5項目
 水分 一日1300ml以上の水分を摂取しているか(その一日の変動の有無)
 栄養 一日1500カロリーを目安に食事を摂取しているか
 排便 便秘ではないか(一週間の変動の有無)
 運動 活動性が低下していないか 
 口腔 腫れ・痛み・発赤・食べかす・口臭・舌苔・出血・潰瘍などがないか

身体不調が原因の認知症のケア

 急性の病気やケガがある場合には、医療につなげる
 体調管理を徹底する


環境不適応
 アセスメント(確認すべき事項)~環境変化の有無の確認
 
 引越し、死別
 入院 入所、ショートステイ、デイサービス
 ホームヘルパーの交代

環境不適応が原因の認知症のケア
 担当者を決め、顔なじみになる(なじみの関係作り)

知的衰退 

アセスメント(確認すべき事項)
 行動を観察する(ちぐはぐ、不適切な行動が無いか)

知的衰退のケア
複雑な状況・環境にしない。本人が出来ない部分を補う。




認知高齢者のケアのポイント~ストローク

ストロークとはアメリカの精神科医エリック・バーンが開発したカウンセリング技法の中で、「相手の存在や価値を認める働きかけ」のことをいいます。
このストロークには、大きく分けて3つの種類があります。

プラスのストローク 相手を認めること
マイナスのストローク 相手を否定すること
ディスカウント 相手を無視・軽視する働きかけ

■プラスのストローク

相手の気持ち
自分の存在や価値を認められていると感じる。肉体的・精神的に心から喜びを味わうことができる。貰うと、とても嬉しい気持ち。

肉体的(肌のふれあい)
 なでる・握手する・抱きしめる・肩をもむ・髪をとく・添い寝をする・手当てをする・介護する

精神的ふれあい
 ほほえむ・ほめる・話を聞く・うなずく・しんらいする・賛成する・感謝する・一緒に喜ぶ・一緒に考える・真心で話す・許してあげる・秘密を守る・関心を持つ・ねぎらう

■マイナスのストローク

 相手の気持ち
  自分の存在は認められているものの、肉体的、精神的に痛みを感じる。もらうと辛く、悲しいもの。
 肉体的なふれあい(肌のふれあい)
  抑える・押す・叩く・つねる・こつこつと叩く
 精神的(心のふれあい・言葉のふれあい)
  顔をしかめる・叱る・注意する・催促する・強制する・命令する・禁止する・少ししか認めない・意見する・批判する

■ディスカウント

 相手の気持ち
  自分の存在が全く認められず、無視されていると感じる、また、軽視されていると感じる。もらうと肉体的・精神的にも大変な苦痛を伴うもの。

 肉体的なふれあい
  突き飛ばす・縛り付ける・押しのける・押し倒す・物で叩く・虐待・暴力
 精神的なふれあい
  目を逸らす・怒鳴りつける・返事をしない・信頼しない・噂話・嫌味を言う・孤立させる・与えない・心を閉ざす・恥をかかせる・物を取り上げる・取り合わない・無関心・過干渉・暴言。

■【ご案内】ライフワーク高齢者介護と障害者福祉

メニュー

PR

「貯金通帳がない」「死ねばいいのに」介護は絶対に1人ではできない・・・50代独身男の壮絶な介護奮闘記。
「要介護3」と「要介護4」の老親“同時”介護の日常。時に発散して、毒づいて、愛を注ぐ

ライフワーク・福祉と介護の仕事

体と心の健康を維持することの大切さをライフワークである介護と福祉に関わる上で、長寿社会における介護と福祉サービスについてほんの少しのお役にたてれば幸いです。
サイト運営者:Hiromi


日々の生活にhappyをプラスする|ハピタス

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。